「がんばれ動物クラブ」の紹介
   
 

私達は、熊本に事務局を置く市民グループです。「人と動物と環境の調和のとれた共存を考える」をメインテーマにパネル展示会や子供たちを対象にした動物の学習会、動物に関する電話相談などの活動を行っています。発足したのは1993年(いきさつは会報の出発号をご覧下さい)で、現在会員は全国に約400家族。
毎回2000部ほど印刷する会報は、全国の会員さんの他地元熊本の市町村役場、保健所、高等学校、県内の動物病院など色々なところへ発送しています。
メインスタッフは2人、それぞれ仕事、家庭を持ちながら、純粋なボランティアで会を運営しています。

 
「がんばれ動物クラブ」はこんな活動をします
   
 

広く知らせる

多くの動物たちが、人間の身勝手さによって苦しみ、生きる権利を奪われています。クラブでは人々がそのことに気づき、目を向けるよう、動物たちがおかれている現状を知らせる作業を繰り返し行っていきます。
インパクトの強いパネル写真の展示や広報誌の配布など、様々な方法で情報を伝えます。 また、新聞などの報道機関に働きかけ、情報をさらに広めます。 それは動物たちのためにがんばっている人々がいることも知らせることになり、同じ気持ちを持つ人々を勇気づけ、その輪を広げていくことができるでしょう。 世論を高めるための、この広報活動はクラブの中心となる仕事です。

不妊を促す

イヌとネコは人間社会の枠組みの中で生きていますが、彼らの自然な繁殖のすべてを社会が受け入れることは不可能です。捨てられるイヌやネコの不幸をなくすには、社会が受け入れることのできる数をコントロールして維持するしかありません。 しかし、そのやり方には問題があり、現在の社会では「すでに生まれたものを殺して減らす」事に比重が置かれています。これを「これから生まれてくるものを制限して減らす」事に視点を変える必要があります。そのための最も有効な方法が不妊と去勢手術です。クラブでは、不妊、去勢の考えや情報を広め、イヌやネコの犠牲を強いらないやり方への方向転換を促します。

動物実験を考える

現代医学の進歩の影で、実験に使われ生命を奪われる動物の数は日本だけでも年間2千万頭に及びますが、その実体は社会の裏に隠され、私たちの目に触れることはありません。クラブでは一般の人々に動物実験の情報公開をし、1人1人が動物実験について考える機会をつくります。 また、動物実験を形成してきた歴史的な経緯、実験結果に基づく医療が人間に及ぼす科学的な論証、動物実験を行う人々の人間性に与える影響、、動物実験を支える産業の利害など、様々な角度からこの問題を検証していきます。そして、動物実験の法的な規制や動物保護法の改定の実現化に向けて力を注ぎます。

行政とつなぐ

私たち一般の声はなかなかストレートに行政に届きません。行政の一般への指導も徹底することが難しく、大変に骨の折れる仕事となっています。 クラブは互いに声が通りにくい行政と一般の人々との間をつなぐパイプの役割をします。 不妊去勢手術の助成や、動物実験払い下げの見直し、野生動物のすみかとなる環境保護の推進など、一般からの意見やアイデアを行政へ伝えます。片方で、積極的に行政と交流しボランティア活動を通して民間の立場から協力します。 行政との連係プレーが功を奏せば、動物たちにとって大きな救済となるでしょう。

動物を学ぶ

私たちは動物の生態をよく知らないために、動物を擬人的に解釈してしまいがちです。人間の立場からの独断的な動物観や愛情の押しつけは動物たちにとって迷惑なことにちがいありません。 動物を正しく理解していなければ的はずれの援助をしてしまうことにもなるでしょう。 動物に対する私たち自身の考え方や関わり方を再認識するため、クラブでは様々な分野からのゲストを講師に招き、学習会の機会を持ちます。動物の生態や習性を学び、動物を守るための法律や病気の知識などを身につけていきます。

子供たちに託す

人は子供時代に人間以外の生物からも多くを学び吸収しますが、動物と直接ふれあう環境や機会が少なくなっている現代の子供たちにとって、動物の存在はどんどん希薄なものになってきています。 クラブでは、子供たちが動物とふれあいながら楽しく学ぶワークショップを企画します。 子供が本来備えている生物に対する好奇心や残酷さにも気づく機会をつくります。子供たちはその体験の中から生命を尊ぶ心や責任感を養うことができるでしょう。また、学校教育の場でも、動物を思いやる教育が積極的に取り入れられていくよう、クラブからアイデアを提案します。

地球と結ぶ

動物に関する様々な問題は、人間社会や地球環境と密接につながっているので、動物だけを切り離してとらえる事は避けなければなりません。時代や社会情勢に敏感に対応していくことが必要となります。 クラブでは、会報で動物を取り巻く自然や社会の現状を取り上げ、その認識を深めていきます。また、エコロジーに関わり活動している人やグループで同じ方向性を持つ人々と情報交換しながらネットワークを広げ、動物を切り口として地球環境の健全なあり方を模索します。

 
保護活動をする会ではありません
   
 

「動物レスキュー隊」や「保護施設」があれば、理想かもしれませんが、現時点では不可能です。クラブでは動物の保護や里親探しは、原則として行いません。 この会は個人の集まりですから、もしイヌやネコが飼いに持ち込まれることがあれば、会員の誰かが自分の家で面倒を見るか、それができなければ里親を捜すという選択を余儀なくされます。「保護をします」という看板をあげれば、クラブは瞬く間に、イヌ、ネコの捨て場と化すでしょう。 そして、無責任な人々の安易な行為を助長してしまいます。それはキリのない膨大なエネルギーを費やす仕事となり、クラブの他の活動を妨げることになります。
たとえもし、保護できる場所があったとしても、そのための人手や費用を恒久的に維持することはほとんど不可能です。また、イヌやネコ自信にとって、保護施設とは制限された空間を意味します。団体活動が苦手なネコには自由の利かない集団生活は大変なストレスになりますし、群社会を形成するイヌの間では権力争いも起こります。 伝染病が発生する率も高く十分な運動ができる環境がなかったら、彼らの健康を保つことさえ難しいのです。それが人間の目からは「保護」であっても、イヌやネコには飢える心配がないだけの「強制収容所」にすぎません。 野生動物とちがい、人間と生活を共にしてきた長い歴史を持つイヌやネコにとってもっとも心地よい生活は、一つの家庭の中で人間という家族を持って生きることではないでしょうか。保護施設は彼らが新しい飼い主を得るまでの一時的な仮の宿であるべきでしょう。
 西欧諸国の中には、民間の動物愛護団体が動物病院や救急車、保護施設を所有し、保護や里親探しをしているところがいくつもあります。こういった団体は各地の自治体から資金の援助を受けていることが多いのです。 動物の福祉が遅れている日本で、それが可能になるには、世論の高まりが必要です。 人々の意識や社会のシステムが変わらない限り、イヌやネコの不幸は絶えることなく続きます。クラブは彼らの不幸を生み出す要因となっている根っこの部分に働きかけることをしていきます。 目の前の動物を助けるのは、彼らに力を貸したいと思う私たちの自由と責任によって行いましょう。メンバーのひとりひとりが個的に動くだけでも彼らには大きな助けとなるはずです。 クラブは役に立つ情報を分かち合い、励まし合うよりどころになることができます。皆さんが、今までずっとそうしてきたように彼らに手をさしのべて下さい。 わたしたちは皆それぞれが動物レスキュー隊の隊員なのです。

 
がんばれ動物クラブ運営システム 
   
 

クラブは政治的、宗教的背景のない純粋なボランティアの会です。運営はスタッフの無料奉仕で行い、資金は支援金(カンパ)によります。以下の3種類の会員で構成され、そのかたちはちょうど太陽系に似ています。

 
事務局スタッフ
   
 

まん中の太陽はクラブの核となる事務局スタッフです。年間を通してクラブに寄与できる少数の人達です。クラブの運営を行い、会報の編集、発行をし、問い合わせの窓口となります。
・ボランティアスタッフ
太陽の外側を取り巻く惑星群はボランティアスタッフです。自分のできる時に、ボランティアとしてお手伝いできる人達です。事務局で企画した案をいっしょに検討したり、実行に移したりします。また会報づくりや発送作業を手伝います。
・一般会員・カンパ会員
周りに散らばるたくさんの★星は一般(カンパ)会員です。直接の運営やボランティア活動には加わらない人達ですが、クラブに有形(たとえばカンパ)、無形(たとえば声援)のサポートを送り、会そのものの存在を支え、見守ります。

 
ボランティアスタッフ募集!!
   
 

クラブでは随時ボランティアスタッフを募集しています。自分の得意な分野(たとえばパソコンで入力作業)で「動物達のために何かお手伝いしたい!」と思われる方はどうかご一報ください。

 
『がんばれ動物クラブ』 〒861-5281
熊本市松尾町近津1266(西川方)
○カンパの送り先
 郵便振替 01930−9−51300

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